2014-11-19s4
リーク情報の聞こえ始めていた新ロジック、「古代能力」の存在が公式サイトでも公開されました。今後はどうやら、M進化ポケモンの取り柄もHPとワザの数値だけではなくなるようです。
ゲンシグラードンEX M進化ポケモン
  • 古代能力:Ωバリア……このポケモンは、相手が使うトレーナーズの効果を受けない。(ポケモンのどうぐ、スタジアムはのぞく。)
ゲンシカイオーガEX M進化ポケモン
  • 古代能力:αグロウ……このポケモンに、手札からエネルギーをつけるとき、同時に2枚までつけられる。(ワザ・特性・トレーナーズでつける場合はのぞく。) 
これに関しては、素直に「そう来たか」と驚きました。テキスト欄が狭いカードタイプにも、イラスト部分さえ余っていれば可能性を付与できる……という設計は予想外でした。

"原始"的な新鮮味

M進化といえば、その制作方針について、開発陣への過去のインタビューで次のように語られたことがあります。
  • 古閑D「イラストサイズがSRの全面イラストを除くと過去最大
  • 長島D「今の環境を保ちつつ、デメリットと強さを絶妙なバランスに」
今回の「古代能力」は、これまでのM進化のスタイルを全否定せず、そのインパクトやバランスを尊重した上で、遊びに新鮮さを与えてくれる要素となってくれそうです。
参考(ポケカネットジム):
  • クリエイター ~アートディレクター古閑謙一スペシャル対談~(http://www.pokemon-card.com/blog/2013/12/000366.html)
  • クリエイター ~ゲームディレクター長島敦スペシャル対談~(http://www.pokemon-card.com/blog/2013/12/000367.html)

複雑性への"回帰"

また、特性と「古代能力」を両方備えたカードの存在にも興味を引かれました。
ラグラージ 2進化ポケモン
  • 古代能力:αグロウ
  • 特性:ダイビングサーチ
  • ワザ:ハイドロポンプ
LEGEND以降現れなかった「ワザ以外の挙動を複数持つカード」の復活です。しかも、Rにして準フルアートの豪華仕様。個人的には、この1枚のプレビューでXY5以降のデザインへの期待が一気に高まりました。

今回の更新情報を見る限りでは、古代能力はイラスト欄を食うロジックのため、加工の凝ったR以上へ固めて配置されると予想しています。個人的には、EXやトレーナーズに力負けしないような、面白い能力を持ったRのポケモンが増えてくれると嬉しいです。