当ブログのアクセス解析で「みがわりロボ ポケモン サーチ」というフレーズを見かけました。恐らく「山札のみがわりロボはたねポケモンと見なせるか」という疑問を、誰かが検索エンジンにかけた結果でしょう。
結論から言うとルール上は不可能なのですが、この件に関する裁定は公式サイトに載っていません。ただし、サポセンから個人的に回答を貰っているので、今回はそれを要約して紹介します。
自分の山札からたねポケモンを2枚選び、ベンチに出す。そして山札を切る。
このカードは、HP30の無色タイプのたねポケモンとして、場に出すことができる。
ポケモンとして場に出せるグッズは古くから存在しているため、往時を知るプレイヤーにとっては他愛のない疑問といえるかもしれません。しかし、それらが最後に収録されたのは2009年の拡張パック「アルセウス降臨(Pt4)」で、実に5年前です。Q:エモンガのワザ「なかまをよぶ」を使い、山札のグッズ「みがわりロボ」をベンチに出すことはできますか。A:いいえ、できません。山札の「みがわりロボ」はグッズとして扱います。
ポケカはTCGの中でも使用可能カードとプレイヤーの代謝が比較的活発な方でしょうから、みがわりロボの収録先である拡張パック「ファントムゲート」を買った人の中には、ポケモン化するグッズに対して馴染みのない人も多そうです。
一言足した解釈
以下はルールに不安のある人向けですが、みがわりロボのテキストは、次のように読み替えると分かりやすいと思います。このカードは、グッズとして手札から使ったとき、HP30の無色タイプのたねポケモンとして、場に出すことができる
要するに、グッズを使えるタイミングでしか、ロボはたねポケモンになれません。対戦の準備で出すことはできず、ブルブルパンチに封じられ、スケープゴートの弾にはならず、メタモンに重ねることもできず、ボールによる捕獲も不可能です。けれども場に出てしまえば、下記の3点を除けば通常のポケモンと変わりなく扱うことができます。
- 自分の番の中でなら、場に出ているこのカードをトラッシュしてよい。
- このカードは、にげられない。
- このカードがきぜつしても、相手はサイドをとれない。
バトルフェスタの期間が来週に迫っています。公式イベントでは色んな人を相手に対戦を重ねることになるため、ルール解釈の相違に基づくトラブルが起こりがちです。
趣味のイベントで揉めて帰ってくるのは後味の悪いもの。フェスタに参加する場合、当日困ったらジャッジを頼る事はもちろんとして、前もって曖昧なルールを少しでも減らしておくと良いでしょう。
趣味のイベントで揉めて帰ってくるのは後味の悪いもの。フェスタに参加する場合、当日困ったらジャッジを頼る事はもちろんとして、前もって曖昧なルールを少しでも減らしておくと良いでしょう。
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