2016-05-05

ルールとミス

ゲームにはルールがあり、ルールにはルールミスが付き物です。デジタルとアナログでその有り様は異なりますが、今回はTCGブログですから、アナログな方についてふれていきます。

デジタルとアナログ

デジタルゲームは、ルールを機械が処理します。一方で、TCGを含むアナログゲームは、ルールを人間が処理します。デジタルにバグや誤作動があるように、アナログにもうっかりミスとイカサマが発生します。

うっかりミスと「イカサマ」

故意でない「うっかりミス」に対し、「イカサマ」は意図的にルール違反を行うものです。うっかりミスは防ごうと努めてもある程度起こってしまうものですが、イカサマは違います。

ゲームはルール通りに遊ぶように作られるものですから、イカサマはゲーム本来の楽しさを損ねてしまいます。正しいルールを守って遊ぼうと心がけるのが、遊び相手や作り手への礼儀ではないかと思います。

正しく遊ぶこと、楽しく遊ぶこと。

両者は決して背反ではなく、むしろ「楽しむために正しく」遊んでほしいと僕は思います。

フロアルールとか

次の文章は公式のフロアルール概要からの引用です。(フロアルールとは、公式・公認大会を公平かつ満足に行うために守られるべきルールのことです)
■コミュニケーション
すべてのプレイヤーは礼節を持って、ていねいな受け答えをしましょう。対戦の開始と終了には「おねがいします」、「ありがとうございました」の挨拶をしましょう。対戦中、すべてのプレイヤーは自分が行うことを宣言して、対戦相手に確認してもらいながら、実行しましょう。
■ルール
すべてのプレイヤーは最新のルールを確認しておき、間違いのないルールで対戦するように心がけましょう。また、対戦中にルールについてわからないことが出てきたり、対戦相手とルールの解釈に違う部分が出てきたりした場合、そのゲームを中断して、ジャッジか大会の主催者を呼び、そのルールを判断してもらいましょう。
現状は、僕自身も含め、なかなか全てが実践されているとは言いがたいと感じています。実際に、
  • ドローしてからターン開始時スキルを使う
  • 行動してから絆を置き直す
  • 支援してから防御時スキルを使う(鉄壁の盾、間に合いましたなど)
などのルール違反が起きた話は、残念ながらよく耳にします。

もちろん、ルールは各人が把握し、然るべきタイミングでジャッジの判断を仰ぐということも守られなければなりません。特にショップ大会はお店の販売業務のかたわらで行われるものですから、基本的には各卓にジャッジを配置するようなことはできません。したがって、セルフ・ジャッジの質を高めなければスムーズな進行を妨げかねません。

ですが、ルールにうとい、あるいは、権利を行使しない相手には存分にイカサマをしてよいのかと言えば、決してそういうことにはならないはずです。

ジャッジ関連

カードゲームの大会で相手のルール違反に漬け込みジャッジ(審判)を呼び、相手側反則により勝利する方法。安易にやるべきではないし、勝利するための手段として用いられるべきではない。(『ピクシブ百科事典』ジャッジキルの項より)
「ジャッジキル」という不穏な言葉がTCG界隈に流布して久しいですが、ジャッジというのは本来、相手を倒すためのガラの悪い追加手段などではありません。

ルール解釈に相違があったり、疑問を覚えた際には、勇気をふりしぼって「ジャッジさん、お願いします」とお店の人を呼ぶか、遠ければ相手の人に「お店の人に相談してみてもいいですか?」と提案してみてください。

ショップ大会は勝つためだけの場所ではない

デジタルゲームではネットワーク対戦が当たり前の昨今、面と向かってしか遊べないTCGはとにかく「対戦相手を同梱して売れ」と皮肉られることが増えました。そうした中で、ショップ大会は対戦相手を見つけるための重要な機会として機能してくれています。とてもありがたいことです。

そうした貴重な場での体験の質を下げるような行為が、少しずつでも店舗から減ることを願います。