「ドンファン」を用いて川柳を作れ
見出しのように言われた場合、ドンファンは何拍の言葉として用いるべきか? 答えは「4拍」です。これは多くの人が思い浮かべる通りかと思います。「拍」は「モーラ」とも呼びます。モーラ(Mora)というのは音韻を考える上での単位です。例えば、ドンファンという単語は音声としては2音節、文字としては5文字ですが、川柳を作る際には4モーラという数え方をします。
ポケカとモーラ
ポケカでも、一部のルールやテキストはモーラと関連しています。BWシリーズでは「アララギ博士」のドロー枚数とモーラは共に7で一致し、「チェレン」の場合は3で一致します。他にも、対戦準備の手札枚数は「ポケモンカード」の7モーラを口に出すことで覚えやすくなります。同様に、置くべきサイドの枚数は「スタンダード」の6モーラ、「ハーフ」の3モーラにそれぞれ対応しています。
このように、BWは山札操作で言葉遊びのしやすいシリーズでした。続くXYシリーズでもアララギ、チェレンと全く同じ機能を持つ別名のカードが登場しましたが、モーラによる遊びは一部再現できなくなりました。
Nのロジック
モーラとは無関係ですが、BWシリーズのドロー手段を語る上で欠くべからざる「N」のカードにも小ネタを探すことができます。彼は自然数(Natural number)がモチーフのキャラクターであるためか、互いのプレイヤーに必ずn枚引かせるテキストを持ちます。0ドローにはなり得ません。彼と同じ組織の中枢を担う「アクロマ」や「ゲーチス」のカードにはない特徴です。
参考:Nのキャラクター設定とルール文章を関連づける要素は他にもあります。具体的には、
- 増田部長のめざめるパワー
(http://www.gamefreak.co.jp/blog/dir/?p=539)
- 悪の結社「プラズマ団」の中核という立場は、過去の同型カード「ロケット団の幹部」に類似
- 相手の手札に干渉する効果内容は「ポケモンを人の"手"から解放せよ」という彼の理念に沿う